MACDとは?MACDの特徴と実践手法をわかりやすく解説します。

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日本郵政(6178)

はじめに

普段はエンジニアをしている兼業投資家のサラリーマンです。
YouTubeで動画公開しており、普段は個別銘柄のファンダメンタル分析をしているのですが、
最近テクニカル分析の勉強をしており、MACDについて勉強しましたので、
そのアウトプットが本記事になります。

分かりやすく理解でき、なおかつ、実践で利用できることを念頭に記事を書きますので、
ぜひ最後までご覧ください。

MACDとは

MACDとは「Moving Average Convergence Divergence」の略で、「移動平均収束拡散手法」と訳します。日本語も長いので、MACD(マックディー)と皆さん呼んでいるイメージです。

ゴールデンクロスやデットクロスを形成している移動平均線(=単純移動平均線)と違い、
直近の株価の重視する移動平均線(=指数平滑移動平均線 = EMA)を用いているので、
単純移動平均線と異なり早めに買いや売りのシグナルを掴むことができます。

ちなみに、移動平均には以下の3つの種類がありますが、
上から順に直近の株価に重きを置いて求める移動平均線を指します。
つまり、MACDに利用されている移動平均線はこの3つの中では、
一番直近の株価に影響されるということです。

  1. 指数平滑移動平均線(= EMA)
  2. 加重移動平均線
  3. 単純移動平均線(= SMA)

MACDの定義

以後、指数平滑移動平均線をEMAと略しますので、予めご了承下さい。

MACDは数学的に以下の12日と26日のEMAの差で表すことができます。
EMAは指数平滑移動平均線なので、直近の株価を色濃く残した移動平均線です。
その平均線の差がMACDとなります。

数学的定義
MACD(12,26) = EMA(12) - EMA(26)
EMA(n) = {D日の株価 + (D+1)日の株価 + ... + (D+n)日の株価 + (D+n)日の株価} / (n+1)

数学的に見ても難しいですので、もう少し噛み砕きますと、
MACD(12,26)はEMA(12)とEMA(26)の差分ですので、
この差が0であれば、EMA(12)とEMA(26)がクロスしており、
EMAのゴードデンクロスないしデッドクロスが生じていることになります。
一方、この差が0と離れた値であれば、強いトレンドが生じていることを意味します。

2021年5月〜6月の日経平均とMACD

上の図で『MACD(12,26)のSMA(9)』というものが急に出てきているように見えますが、
これは事前に定義している言葉です。
MACD(12,26)は説明不要と思います。
SMA(9)は9日間の単純移動平均です。
つまり『MACD(12,26)のSMA(9)』 は 『MACDの9日間の単純移動平均』を指します。
この線は通常、シグナルと呼びます。

MACDは短期の移動平均線、シグナルは長期の移動平均線というイメージです!

さらに、上の図で0ラインの部分にヒストグラムがあります。
これはシグナルとMACDの差を視覚化したものを表します。

  • 緑のヒストグラムがMACD – シグナルの差が0以上で、通常買い。
  • 赤のヒストグラムがMACD – シグナルの差が0以下で、通常売り。

です。

MACDの特徴と使い方

この章ではMACDの特徴を抑えた上で、どのように利用するのかを解説します。

短期トレードで有効

MACDは直近の株価を色濃く反映しているテクニカル指標となりますので、
短期トレードでその真価を発揮します。

長期トレードの場合、直近の株価を色濃く反映する意味があまりないので、
直帰トレードでトレンドを見たい場合は、SMA(単純移動平均)で週足・月足で十分です。

また、SMAの基準も1日毎(= 1 day)ですので、 日足チャートで見ることとなります。
日足で見るなら、短期トレードかな。という理由もあります。

では、長期のトレーダーが使えないかという、、、普通に使えます!

長期トレーダーの方でも株の売買はしますので、少しでも利益を増やしたいなら、
MACDとシグナルのゴールデンクロスのタイミングで株を保有し、
MACDとシグナルのデットクロスのタイミングで株を売却すればOKです。

私も長期保有の投資家ですが、MACDを見て売買タイミングを見極めています!

レンジ相場では使えない

以下のチャートは東海染工(3577)という織物の染色加工大手の会社のチャートである。

このようなレンジ相場では、MACDとシグナルが何度も交差してしまい、
売買タイミングが掴めない。

また、MACDは直近の株価を色濃く反映させますので、
レンジ相場の中で大きな株価変動があると、それに過剰に反応してしまい、
強いトレンド転換が来た!と誤解してしまいます。

東海染工(3577)のチャート

よって、レンジ相場の中ではMACDは有効な手段ではありません。

他のテクニカル指標と組み合わせると精度が上がる

MACDはレンジの状況は利用できない等の欠点がありますが、
それを補う目的でその他のテクニカル分析を組み合わせるとより分析の精度が上がります!

有名なものだと、RSI(相対力指数)。

これは相場の過熱感を表す指標で、買われすぎ、売られすぎの指標を数値化してくれています。
RSIは0〜100までの数値をとり、30以下が売られすぎ、70以上が買われすぎと評価します。
逆張り系の投資家の方がよく利用しているイメージです。

このRSIを組み合わせると、レンジ相場(RSI ≒ 50がレンジ相場)か否かを判断できます。
また、対象銘柄の過去のRSIを見ることで、過去の過熱感が分かり、
MACDでトレンドを先読みし、良きタイミングで株の売買ができます。

他にも順張りならボリンジャーバン+MACDでレンジ相場か否かを判断し、
売買タイミングを見極めるのもありです。

ファンダメンタル分析と組み合わせる

もちろんテクニカル分析も重要ですが、ファンダメンタル分析も重要です。
特に一度銘柄の売買し、その後その銘柄を4ヶ月以上の売買をしない予定ならば、
ファンダメンタル分析を合わせて実施すべきです。

高配当銘柄や優待目的の長期保有は対象の投資手法になります。

理由は企業の決算発表が4ヶ月毎に行われ、その決算結果が株価を大きく変化させますので、
事前にファンダメンタル分析を行い、企業の財務の健全性、成長性、ビジネスモデル等を分析し、
会社は不況にも強いか?今後も成長し続けるか?競合他社より優位か?を見ておくと、
精度高く株価の売買益を狙うことができます。

ファンダメンタル分析のやり方は、ぜひ私の動画をご覧ください。
様々な銘柄の個別銘柄分析を行なっています。

チャンネル名:はぴまね – 投資家 × エンジニア

実際にチャートを見てみよう!

トヨタ自動車(7203)

さて、日本を代表する自動車企業のトヨタの株をMACDを用いて売買タイミングを検討しましょう。
以下の画像が直近のトヨタ自動車の日足チャートになります。

トヨタ自動車(7203)

2021年5月10日頃( = 8,500円/株)でMACDとシグナルがゴールデンクロスを形成しており、
買いのタイミングが訪れています。
さらに、0ラインもほぼ同時に超えていますので、
EMA(12)とEMA(26)のゴールデンクロスも形成しております。

よって買いです。

一方、2021年6月20日頃( = 9,850円/株)にMACDとシグナルのデッドクロスが
形成されていますので、下落トレンドが濃厚になってきました。

よって、このタイミングで売りです。

上記のタイミングで100株を売買をしていると、
約1ヶ月で10万円超の利益を得られた事になります。

日本郵政(6178)

次は、MACD + RSIを用いて、高配当銘柄で有名な日本郵政を見てみます。
(今回はMACDを用いているので、短期トレードになっていますが、
高配当銘柄は基本売らないと思います。
繰り返しになりますが、4ヶ月以上売却する予定がないならば、
しっかりとファンダメンタル分析をすると株価が下落しにくい銘柄を選べます。)

レンジ相場になりがちの日本郵政株をRSIを用いて、レンジ相場でない事を判断し、
MACDで売買タイミングを行う手法が下記です。

日本郵政(6178)

考え方は以下である。

  1. 2020年7月31日 は RSI = 30となり、売られすぎである事がわかる。
  2. 2020年8月7日 は MACDとシグナルのゴールデンクロスが形成。(買い)
  3. 2020年11月17日 は RSI > 7となり、買われすぎであることがわかる。
  4. 2020年11月21日 は MACDとシグナルのデッドクロスを形成。(売り)

この手順で売買することで、1株あたり40円の利益(790円 – 750円)を得ることができる。
高配当と呼ばれる日本郵政の1株あたりの配当金は50円です。

前者の手順は約4ヶ月で40円の利益。一方、配当なら1年で50円の利益となりますので、
テクニカル分析を行った方が配当よりも短い期間で利益が得られることがわかる。

MACDつよし。

最後に

普段はファンダメンタル分析を行っていて、テクニカル分析なんてファンダメンタル分析に比べると重要じゃないと思っていました。笑

しかし、いろいろチャートを見てみると、MACDを使うことで、
ベターなタイミングで売買できることがわかり、売買タイミングで迷う回数が減りました。

これが一番良かったことです!

あと、個人的に資金が入るとすぐに株に資金を充てがい、
ポートフォリオのキャッシュポジションが低くなることが減りました!これも良かったことです。笑

皆様も不況で大変な時期だと思いますが、MACDを用いて少しでも利益を得ましょう!

参考資料

今回のMACDの記事を記載するために、私の経験+以下の資料を参考に纏めました。
MACDをさらに詳しく知りたい方は参考にして見て下さい!

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